GO OUT(ゴーアウト)飛び出す人だけが成功する時代:坪田一男 著
今回ご紹介する一冊は「GO OUT(ゴーアウト)飛び出す人だけが成功する時代」です。
人の思い込みは凄いですね~。最初にこの本と出会ってタイトルをチラッと見た時は、某アウトドアマガジンの別冊かな?くらいの印象でした。しかし、よく見てみるとどうも毛色が違う。まぁ、それでもあまり深く考えずに、久しぶりに本を読みたくなった衝動から読み始めました。そうすると、これがまたガツンガツンと響く言葉と文章の数々。ネタバレしてしまうので詳細は伏せますが、この本を読んだ事がキッカケで、流れていた日常により目を向けて探求したくなりました。それではご紹介します。
著者経歴
まずは、著者である坪田一男氏の経歴です。
株式会社 坪田ラボ 代表取締役社長
坪田 一男(つぼた かずお)氏
<経歴>
慶應義塾大学医学部卒業
ハーバート大学角膜クリニカルフェロー修了。世界に先駆けた、角膜上皮の幹細胞移植による再生治療の実績で注目を集めた。また、ドライアイにいち早く着目し、数多くの論文を発表。
角膜移植の分野では、日本のアイバンクにアメリカ式のシステムを導入し新しい医療を展開。
日本抗加齢医学会理事長(2013年6月~2017年6月)現理事、ドライアイ研究会Founding President、近視研究会世話人代表などの要職を務める。
<実績>
慶應義塾大学医学部眼科学教室入局、国立栃木病院眼科医長、東京歯科大学教授(眼科学)、慶應義塾大学医学部眼科学教室教授などを歴任。講演実績、著書多数。
出典:坪田ラボ
本書からの学び
“飛び出す人「 T型人材 」”
本書では、I型・T型(他にπ型)人材というビジネスパーソンを分類する表現が度々出てきます。詳細は割愛しますので、是非本書をお読みいただければと思いますが、本書の目指す「T型」はひとつの分野を極め、専門的な知識や知見・経験・スキルを有し、プラスして他の分野にも優れた知見を持つ人材ということでした。それを実現するために、次項にある「探索と深化」が必要だと伝えています。
“探索と深化”
体験したことがプラスになる「探索」、専門性を深堀りするの「深化」。さらに「探索」は両翼に分かれていて、一方が現在の仕事に関係がある分野、もう一方は全く関係のない分野。ゴーアウトして探索し情報を集め、そこから選りすぐったものを深化させる。このイメージは、これまで自分が漠然と行ってきた来た行動を肯定してくれているようで、ストンと落ちる感覚がありました。
“会いたい人に会いに行く”
著者が奥様との出会いを語っていました。自身のコンフォートゾーン(声をかけない)から抜け出し、恥を承知でゴーアウトした結果、新しい友達を作ることに成功した。いわゆる「ナンパ」だったと言うことです。また、本を読んで興味を持った方にコンタクトを取って会いに行く。特に面識があるわけでも無く、ただ自分の興味を原動に動く。この選択は、多くの人がなかなか踏み出せないのではないでしょうか?私もその一人です。しかし、著者は「そこからゴーアウトしない限り、会いたい人に会えることは決してありません」と語っています。
まとめ
この本を読み終わったあと「何か行動しなければ!」とポジティブな感情がわいてきました。実際、これまで興味があっても行くことは無かったイベントに思い切って行ってみたり、このblogを始めるキッカケにもなりました。とにかく「GO OUT」したくなるんです!「GO OUT」ってなに??と思ったあなた!その衝動のままに是非読んでみてください。ビジネスパーソンだけではなく多くの皆さんにお勧めします。きっと、期待を裏切らない一冊だと思います。会ったことないですけど、坪田さんありがとうございます!
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